カカオ豆の焙煎に不可欠な焙煎機。コンベクションオーブンにしようか迷ったんですけど、焙煎機を選びました。
まぁ焙煎機って高価なんですね(驚)! お金がないのでできるだけ安く買い、自分で直して使うという道しか思い浮かびませんでした。
今後のことを考えて、4kgの焙煎機を探しておりました。F社でもよかったんですが、これまたかなり高価。色々と思案してラッキーコーヒーの4kg焙煎機を購入しました。
もちろんこれまでの人生で一度も焙煎機を使ったことはありませんが、焙煎機なんて、豆を上から入れて、下から火が出てドラムの中で豆が回って焙煎して、ザーーッと出してくるくる回って冷却できればいいんです。
きちんとした焙煎をするには、もちろん火力や時間などなど、カカオ豆の焙煎には相当な研究が必要です。
が、所詮機械は機械。
ビビることなくバラしていきますっ!
今回はベアリングの全交換、モーターのオーバーホール、細部まで清掃が目的。長く安心して使える状態にします。
とはいえ、バラす前にネットでバラした人いないかなーと検索したらほとんど情報が出てこない。。汗
まぁなんとかなるっしょ。バラしまーす。
R氏がお休みの中、心強い助っ人としてお手伝いしてくれることになり、早速作業開始!
とりあえずオモテに出ているネジをどんどん外していき、部品が外れたら元の位置にネジを入れておきます
写真を撮る余裕もなく、なんとか冷却ドラムが外れました。
これ外すの結構大変でした。やっぱり年代物、固着してるのか一つの部品なのか、汚れで見極めるのが大変大変。
どんどんバラします。
時々、組み立てるときのことを考えて、部品の順序を画像に残しながら進めます。
ほぅほぅ、こうなっておるのか。。
できる限りバラバラにして、後の掃除に備えます。
半日でここまでバラバラになりました。
いや、本当に1人でやってたらまず無理でしたね。。助けてくれたR氏に感謝感謝m(_ _)m
バラしてわかったことは、焙煎機って職人さんによる手作りなんだなぁと。
ラインで作られる工業製品には見られない手書きの跡や穴あけの失敗跡(笑)など、40年くらい経ってる焙煎機らしいので、歴史を感じられて面白いですね。
さて、2日目。さらに細かい部分をバラしていきます。
ドラムカバーも外側は外しました。内側はところどころ溶接してあったのでそこはそのまま。
ドラムの回転を支える後ろ側のベアリング、プーリーみたいなのでカバーされてまして、この取り外しに苦労しましたがなんとか外せました。嬉
穴にポンチを当ててコンコンしたら回りました。
銘板が古すぎて全く見えません。
モーター二つ、無事取り出せました。モーターってサイズはそんなに大きくないのにかなり重いです。大阪のモーター修理屋さんに早速送りました。
ドラムの羽も外せるものは外しておきました。
冷却ドラムを回すシャフトの両端に、ふにゃふにゃするベアリングがあり、これどうやって外すんだろ…と悩んだ挙句、なんとか外せました。嬉!
こういう作業、ランブレッタのレストア経験がほんっと役立ちます。
いつかまた交換する時の備忘録として残しておきます。
●左のベアリング
旭精工 UC205 インサート軸受けユニット 1個 768円
●右のベアリング
NSK 6203 Z 深溝玉軸受け 1個 504円
これからステンレス部品はウェットブラストにかける予定です。
時間見つけて本体や部品の汚れはできるだけ落として、ベアリングとモータが届き次第組み立てできるように準備しないとです。
チョコレート屋を始めるはずなのに、何やってんだか・・・と思わずにいられませんが、美味しいチョコレートを作るためには、避けて通れないので全力で進めなきゃです。
ではでは。
<おまけ>
分解作業が終わって、クルマで戻ってる時に、なななんと!!!
川沿いで吉川晃司さんに遭遇!!!
急いでUターンして、トコトコ歩いて「吉川さんですよね!」と伝えると
「今、そこでロケしてんだヨォ」とのこと。
2011年の復興支援のCOMPLEXの東京ドームライブに2days行ったことを伝えると
「ホテイさんのファンじゃないのぉ〜 笑」と言われたので、そこは「吉川さんの大ファンですっ」と全力でお伝えしておきました。
いやホテイさんのも好きなんですけどね。
たまにはいいこともあるもんです。