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『ランブレッタ1型 シュウ君号 路上復帰の歩み 〜第16歩〜』

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気がつくと、明日から7月!!!

チョコレート屋(謎)もあれこれと動いてますが、大きな壁が現れて、現在リアルタイムで少しだけ立ち止まってしまっております。。必ず乗り越えますが、少し慎重に・・・

 

肝心の「美味しいチョコレートの作り方」ですが、手元に届いた様々なカカオ豆の選別方法からカカオ豆の種類ごとの発酵の見極め方、カカオ豆の適切な焙煎の基本、磨砕からリファイニング、砂糖の入れるタイミングやその理由などなど、科学的な部分や実際の作業方法などなど。。。

カカオ豆からチョコレートになるまでって、工程が非常に多いので書くとキリがないですが、一つ一つ、丁寧にきちんと学んできたので、いますぐにでも試作を始めたいのになぁ。。

 

またチョコレート屋(謎)のことも少しずつ書いていこうと思います。

 

 

さて、地道な作業が続いてますが、さらに地道な作業が続きます。

 

今回はいよいよエンジンケースとチェーンカバーを合体させます。

 

「合体」。

 

響きがいいではないですか。。

 

以前、リコイルしてもらったネジのヘリサートが出てきた問題も、

ヘリサートを入れ直してもらい(無料サービス・感謝)、無事に復活しました!

 

ということで、ケースを閉じる前に、クラッチに忘れてはいけない部品を乗せておきます。

この小さな部品を入れ忘れて、何度ケースを開けたことか。。涙

今ではさすがに忘れなくなりました。

 

あと、チェーンカバーでも注意点があります。

クラッチレバーシャフトの先についてる勾玉状の部品のポジションが非常に重要です。

これを下の写真の位置に合わせてからケースを閉じます。

このポジションにしていないと、クラッチが一生切れません。

何度この失敗でケースを開けたことか。。。号泣

 

以上の2点を確認したら、ガスケットを準備して、ガスケットにグリスを塗ります。ガスケットが破れないように慎重にスタッドボルトの穴に入れていきます。

オモテウラ、上下左右があるのでグリスを塗る前にガスケットの位置を確認しておきます。

 

あとは・・・・

 

 

ナットを留めて、チェーンカバーが無事エンジンケースと合体しました。

長かったような短かったような。。写真も撮らず、作業だけだとそ手間も時間も正直そんなにかからないんですけどね。

2度とケースを開けないでいいことを願います。。。

 

次はいよいよ腰上、シリンダーとピストン周りを組んでいきます。

まずはシリンダーのスタッドボルトを入れます。

ロックタイトを塗って、

一本一本、締めすぎてケースのネジ山がバカにならないよう気をつけながらダブルナットで慎重に入れていきます。

 

4本とも綺麗に入りました。

次にピストンリングのギャップ調整を済ませておきます。

ピストンについてるリングをシリンダーに入れて、隙間を調整する作業ですので、隙間ゲージが必須になります。

解説本によると「125ccモデルは最低0.16mmの隙間が必要。それ以上のモデルは最低0.2mmから最高0.55mm(125cc)、125cc以上は最高0.6mmの隙間になるよう調整しましょう」とあります。

 

今回使用するのは純正の175ccピストンです。

ピストンリングを入れて、ピストンで少し押し込みます。

するとな、なんと!!ギャップが3ミリ以上ある!!!???

ついてきていたピストンリングが明らかにおかしい。。。

これは全然使えません。。ということですぐにピストンリングを注文しました。

これだけでもそんなに安くないんですよねぇ。。まぁ届いたら組むことにしましょう。

 

気持ちが折れたので作業をやめようかと思ったんですけど、これでやめるとまたエンジン出すのがたいぎいのでエンジンマウントを圧入しておくことにします。

作業が進むとエンジンがどんどん重たくなるので、片付けたり出したりの作業が大変になるんです。。

 

これがエンジンマウントです。本来1型は小さいタイプのマウントなのですが、せっかく交換作業するし、見た目のオリジナルを重視するよりも、長い目で乗り心地や耐久性を考え、今回はロングマウントにします。

この辺りはオーナーの意向で自由にしたらいいと思います。

エンジンマウントの脱着には特殊工具とヒートガンが必要です。

すこーしだけコツというか特殊工具の使う際に覚えておいた方がいいのが下の写真です。

実際に特殊工具を使わないと意味がわからないと思いますので、頭の片隅に入れておくといいかもです。

 

まずはエンジンマウントが入る場所に予めグリスを塗っておきます。

 

エンジンマウントは穴が3つある場合は、6時の部分に穴が来るようにします。(と本に書いてありました)。

 

圧入する場合の特殊工具はこのように使います。

セットできたら、マウントが入る場所をヒートガンで温めます。

ボルトを締めこんでいきます。

 

 

反対側も同様に、

ヒートガンで温めて、

圧入したら完了です。

ケースを温めないと最悪ケースが割れてしまうことがあるので、必ず温めるようにした方がいいと思います。(割れたことはないですが)

 

ケースとマウントの相性(?)があるのか、過去にケースを温めてもマウントを圧入する時、かなりキツい場合がありましたが、今回はちょうどいい感じでキッチリ入りました。

 

ふぅ。。今回はここまでです。

 

最近、土間が手狭でスクーターの入れ替えが物理的にできないので、ベスパ160GSでほとんど移動してますが、ランブレッタはもちろん好きですが、GSってやっぱりいいスクーターですね。

フロントの優雅なラインといい、お尻の丸みといい、製造から60年(!)経った今でも全く廃れないどころか、現在のスクーターにはない魅力にあふれてます。

 

こんなデザインを60年も前に産み出したイタリア人ってすごいなぁ。。。と今更ながら感心しちゃいます。

 

ではでは。

 

 


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