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ランブレッタのエンジンを一気に仕上げる(夜勤12日目)

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なんとかシゴトの合間に時間を見つけてコツコツやってるR氏のランブレッタですが、
年末恒例の走り納めにはナントカ…とやっております。

ボディ周りがなんとなくカタチになってきたので、エンジンを一気にやっちゃいます。

エンジンのバラしはもう何回も書いてるので省略。
ベアリングとオイルシールを新しく、ゴム類などの消耗品も新品にします。
ランブレッタのレストアといいますか、エンジンオーバーホールは
高品質な部品が今も供給されてるので、とってもやりやすい環境です。

サークリップ関係は一式揃ってます。scootopiaでランブレッタ一台分のセットが売ってます。
これまでは買い忘れがあったりしたんですが、これだけでバッチリ揃います。しかも安い。
Li/TV/SX系だけじゃなく、GP用のサークリップもセットに含まれてます。


オイルシールやOリングのセットもscootopiaのセットがとってもおすすめです。


今回、大きい部品で交換したのは、スライディングドッグが摩耗してたので、新品交換。
セレクターのバネと、エンジンケースガスケット、ビッグエンド以外のベアリング、クラッチプレート一式、チェーンスライダー上下、を新品に交換しました。
チェーンの伸びもそれほどなく、そのまま使いました。
全部新品にするとお金がいくらあっても足りませんからねぇ。

ということで、ささっと組み終わりました。


きちんとギアのシム調整もやっときました。
オイルに浸しておいたクラッチプレートを組み込んでエンジン内部はおしまい。


エンジンケースを閉じる前に、クラッチを押す部分の小さいニップルを忘れそうになってるのにに、間一髪気付いて入れておきました。。。

これを忘れると後から大変です。。。

無事ケースを閉じてほぼ終了。
今回は、腰上のシリンダー、ピストン、クランクは元々ついてたのをそのまま使います。
なので、作業は


チェーンのスタッドを留めるボルト、オリジナルは普通売ってるボルトよりヨコから見たときに厚いんです。


薄いボルトではなく、きちんと厚いボルトを使うなど、本人しか分からない細かいところにこだわるのも素人レストアの醍醐味です。笑 機能的には変わりませんから…

さて、エンジンマウントをどうするか。。

これって、変えないと走らない部品じゃないんです。
けど、初めてランブレッタに乗り始める場合、本来の性能じゃないと、一体どういうのが普通で、調子がいい状態なのかわからないと。

だからやっぱり交換しようということになりました。ちなみにボクはオーバーホールの時は必ず交換します。すーーーーーっごいメンドクサイんですけど、やるとスッキリします。

こんな特殊工具を使ってマウントを取り外します。
工具を使う前に、ヒートガンでマウントが付いてるエンジン部分を暖めておきます。

両方とも外れました。

古いエンジンマウントはこんな刻印が入ってました。


こんな刻印を発見して「おぉぉぉぉぉぉ… 刻印とか、なんかいい!」とかなんとか言いながら
作業を進めておりました。

GPエンジン以外のギアセレクターは、取り付けの角度間違えると、ギアが入らなくなるので要注意。位置決めのコツがあります。

ギアセレクターを持って、かちゃかちゃギアを変えて、
2速の状態で固定 → セレクターをエンジンに直角に取付けたら、そこが正解です。(下の写真参照)


GPの場合は、セレクターとシャフトが一体化なので、ギアを組むときに注意しておかないと、後で泣きを見ることになるので要注意。

セレクターと、バーをきちんとゴム部品で覆っておきました。


リアブレーキ周りも一度バラして清掃→グリスアップ。
リアタイヤも仮留めしておきました。


フライホイールカバーのナットもscootopia製でオリジナルに忠実に。


アース線もscootopia製です。


実はフライホイールのセンターナットが緩まず、外からポイントを見て、大丈夫そう!ということで、フライホイールは開けてないんですが、それが後で泣きをみることになるとは、この時知る由もありませんでした…(´・ω・`)

ではでは


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