まー飽きもせず、またまたランブレッタのエンジンOHやりました。
整備とか興味のない方、すいません。ぜんぜん面白くないし、長いです。
さて、今回はまーしー氏のランブレッタLi-2 150です。
数年前に現状で購入、最近エンジンの始動困難に加え、クラッチの滑りやフロント周りのがたつき、シフトチェンジ側のハンドルのカタカタ音、2速でのギア抜けなどなど、いろんなところに不具合が出てきたというわけで、一気にやっちまおうというお話です。
当日はリアーズインフォのkato氏も取材に来てくれました。笑
kato氏も書いてましたけどこういう修理、プロショップに依頼すれば、
お金さえお支払いすれば直って戻ってくるのは当然。だってプロですから。
(たまにそうではないお店もありますが…)
「壊れる」「動かなくなった」という、いわゆる旧車にありがちなコトも、
トラブルが発生した時に、すぐにお店で直してもらうのではなく、
不具合の原因をあれやこれやと「自分で」考えて、「自分で」調べて、「自分で」手を動かして、「自分で」突き止めて修理していく経験を少しずつ積むことで
旧車を低予算で維持し、乗り続けて行ける自信みたいなものができてくるのではないかと。
みんなが助け合うことで、こんな片田舎の広島でも、小さいながらも、
世界にひけをとらない(と勝手に思ってます)濃いいスクーターシーンを自分たちのチカラで何とか維持していけてるんだと思いマス。
リアーズ最高★
ま、もちろん、すべてにおいて「自己責任」というのは大前提ですけどね。
さて、まーし氏たっての希望で、6Vポイントにこだわりたいとのことで、
CDI化せずに、現状の6Vポイントで工場出荷状態のコンディションをめざしました。
こういうCDI化至上主義ではなく、6Vポイントにこだわるっていうのも大切にしたいですね。
ボクは両方持ってますが、きちんと整備が行き届いていれば、始動性などに大差はないです。
見た目は断然 6Vポイント>>>>>>>>>>>>>>>>12V CDI です。
エンジンOHは全て順調に終了。
<交換部品>
●クランク ●全オイルシール ●全ベアリング ●シム調整 ●Oリング ●前後ブレーキシュー
●HTコイル ●クラッチ交換 ●ロングエンジンマウント ●バルブの灯火調整 ●スパイダー
などなど。
ポイントとコンデンサーは届いていた部品が違ったので
今回はひとまずそのままにしています。
その他、消耗部品のショートパーツは出来る限り交換してます。
クランク交換に伴い、上死点出し→点火タイミング調整 を行いました。
見えている後ろ姿は金メッキのTV2オーナーのBEN氏。
写真にはうつってませんが、Li-1 150オーナーのSHIMIZU氏も眠い目をこすりながら
整備を見学しておりました。
やっぱりこういうランブレッタのエンジンをフルオーバーホールする機会はなかなかないですから、
みんなで見て少しずつ覚えて行くのもとってもいいことじゃないかと思いマス。
写真はKato氏からいただきました。
しめて、部品代で約60,000円の出費。
プラス、ブレーキクリーナーやグリスなどで5,000円くらい?
あとは、朝から晩までかちゃかちゃ手を動かして組んで行くだけです。
とまぁ、えらそうなコトを書いてはいますが、今回の整備の結果としては、
エンジン始動は最初は上手く行って、走り出せば絶好調★
なんですけど、何度か走行し、再度エンジン始動を試すうちに
なぜかうまく始動できない場合もある、と。
ピストンリングも以前変えたばかりだし、ピストン自体もそれほど悪くない。。
キャブもきれいに洗浄し、ガソリンもキレイ。
HTコイル交換したし、点火タイミングも19度設定から、約22度くらいに変えてみたり。
火花も散ってるしなぁ。。
かかる時はキック一発で問題ないのですが、なぜかかからなくなる時もある、と。
直キャブにすればかかるようになる場合もあるので、スロー系が濃いのかな、とか
ジェットの番手を確認したり、いろいろやったんですが、まだ完全解決には至っておりませんです。
まぁ、こういうの、以前ボクのランブレッタTV-2の6Vポイント車をOHした時に
さんざん経験してまして。
完全に絶好調になるまで、手が止まっていたときもありますが4ヶ月くらいで
のんびりと絶好調に持って行きました。
TV2の整備でわかったことは、必ずどこかに不具合の原因があり、
そこを解消すればきちんと走るようになるということ。
機械だから、時々調子がいいとかは、どこかに何かしらの不具合があるっていうこと。
6Vポイントとはいえ、真夏の熱い時もキック1発で必ず始動できるようになるのは経験済なので
時間をかけて問題を追求してみようと思っております。
まぁ熱ダレとかあるとはいいますが、本当に調子のいい車両というのは、
6Vポイントだろうと、12V CDIだろうと、必ず真夏もキック数発で始動できます。
だって元々工業製品ですからね~ 女性も当然当時、乗っていた乗り物ですから。
「こんなものじゃろ~」で済まさないでがんばっていこーかと。
もちろんみんなプロじゃないので、もちろん限界があるのも分かった上ですけど。
というわけで、夏にはどこかでツーリングキャンプもしたいし、
それまでに絶好調をめざして、ぼちぼちとサンデー整備は続いていきます。
ではでは★
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MC号 ランブレッタLi-2 エンジンOH
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